外科看護

術前処置はなぜ必要なの?剃毛と臍処置について分かりやすく説明!

あ、どうもこんにちは。ポンコツ看護師のモギです。本日は手術前の前処置について書いていきたいと思います。

 

今回の記事を見ることで

・剃毛を行う理由が分かる

・近年の剃毛に対する考えが分かる

・現代の剃毛のやり方が分かる

・臍処置を行う理由が分かる

・臍処置の方法が分かる

また今回から一緒に参加してくださるベテランナースの青木先輩と同期のユタ君を紹介します。

 

青木先輩
青木先輩
よろしくお願いします。

ユタ君
ユタ君
ふぇふぇ~よろしく

青木先輩
青木先輩
さっそくだけどユタ君。手術前に剃毛を行う理由はわかるかい?

ユタ君
ユタ君
うーんと。手術するときに見やすくするためですか?

青木先輩
青木先輩
そうだね。でもそれだけじゃないんだよ。

剃毛について

剃毛する理由

術野に体毛があると手術に支障がでること

頭髪や体毛に付着している菌による細菌感染のリスクがあること

一般的にこの二つが挙げられます。

近年の剃毛に対する考え

最近は、「剃毛は原則行わない」という話があるように、剃毛を行う機会が減ってきています。

理由として剃毛を行った際に皮膚に傷を作ってしまい、そこから細菌感染(SSI)を起こすリスクがあるからです。

SSIとは、手術部位感染の略語で「手術操作が及んだ部位に発生する感染」と定義されている。発生した部位により切開創手術部位感染と臓器体腔手術部位感染に大別される。手術部位感染は医療関連感染の一つである。

ユタ君
ユタ君
じゃあ毛が濃い人が手術するときはどうすればいいの?

青木先輩
青木先輩
お、いい質問だね。

現代の剃毛のやり方

手術の支障にならない限り、原則除毛は行っていません。

ですが術野の確保のために必要な場合には、皮膚を傷つけにくい電気クリッパーを使用して行います。

また剃毛から手術の時間が空いてしまうと、SSIのリスクが増大してしまうため手術前原則2時間以内に行うことが推奨されています。

ユタ君
ユタ君
なるほど!さすが青木先輩詳しいですね。

青木先輩
青木先輩
まだまだ前処置はこれだけじゃないよ。臍処置って聞いたことあるかい?。

ユタ君
ユタ君
聞いたことはありますけど、理由までは分からないです。

臍処置について

臍処置を行う理由

普段からお臍をきれいにしている人って案外少ないと思います。

実際の現場でも患者さんに聞くと、全然掃除していないという人が多くいます。

それからも分かるように、お臍のくぼみは意外と汚れています。

そのため臍近くを切開する手術や腹腔鏡で行う手術の場合、感染予防の観点からお臍の垢や汚れを取る為の臍処置を行います。

臍処置のやり方

オリーブオイルで汚れをふやかし、綿棒を使ってきれいに拭きとるやり方が一般的だと思います。

その際に臍部を傷つけないように注意しましょう。

シャワー浴や入浴も大切

私が実習先お世話になった病院では、手術当日にシャワー浴をしていました。

感染予防の観点から、物理的に皮膚の常在菌を減少させることができる為、できれば行ってもらったほうがいいと思います。

また高齢者糖尿病の人など感染のリスクが高い方には、さらに有効であると思います。

まとめ

今回の学びを通して、なんとなくやっていた手術前の前処置に、根拠をつけて説明できるようになりました。

術前の患者さんを受け持たせてただいた際には、今回の学びを結び付けて看護を行っていきたいと思います。

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