外科看護

術後の早期離床が必要な理由5選! その離床は何のためにやっていますか?

あ、どうもこんにちは。ポンコツ看護師のモギです。今回は術後の早期離床についてポンコツなりに説明していきたいと思います。分かってはいるけど早期離床を促すのって、大変ですよね。PTに任せればいいじゃんと思いがちですが、重要な看護の一つなのでしっかり覚えて実践していきましょう。

ユタ君
ユタ君
よーし、バイタルも図り終わってあとは記録だけだー
青木先輩
青木先輩
ユタ君ちょっと待って。大切なこと忘れてない?
ユタ君
ユタ君
ん?大切なこと?点滴もつなぎ終わったしなにも忘れてないですよ。
青木先輩
青木先輩
まだまだだね。患者さんを離床させなきゃだめでしょ。
ユタ君
ユタ君
あ、はい!すぐ行ってきます。

早期離床すると何がいいの?

無気肺、肺炎の予防

蠕動運動の回復

血栓症の予防

廃用症候群の予防

せん妄予防

調べたところこんな感じです。

もはや看護というより治療とも言えるくらいに、離床することのメリットがありますよね。

無気肺と肺炎の予防

無気肺と肺炎の予防は、離床することで呼吸筋の筋力回復により痰の喀出を促すことができ予防につながります。

蠕動運動の回復

消化管の手術後は、腸管の運動が減弱、消失します。

そのため術後のイレウスが起こりやすい状態にあります。

蠕動運動はなにによって活発になると思いますか?

答えは血流です。

離床することで腸への血流が増大し、結果として蠕動運動が活発になります。

また消化管の運動は副交感神経が優位になると、活発になります。

そのため術後の安静は最低限として、患者さんがストレスなく過ごせるように援助することで、副交感神経が優位に働き蠕動運動の亢進につなげることができます。

血栓症の予防

離床することにより下肢に血流が流れ、静脈血のうっ滞が軽減されます。

それにより血栓の予防につながる。

廃用症候群の予防

長期間の臥床は筋力の低下や筋萎縮を招き、廃用症候群のリスクが増大します。

そのため早期に離床させることで、筋力低下による廃用症候群を予防できます。

せん妄の予防

せん妄とは認知機能の障害であり、「私はだれ?ここはどこ?」です。

発生の原因としては手術による影響、環境の変化、不安、臥床安静などさまざまな要因があり、高齢や認知症などがあるとリスクは増大します。

術後1日~3日たってから起こると言われています。

離床を促し昼間の働きをかけを多くすることで、昼間と夜のメリハリがつけることができ、せん妄の予防につながります。

離床時の注意点や観察点

離床を促すときは痛みの有無をまずは確認しましょう。

痛み止めは体に良くないから、痛みは我慢したほうがいいと思っている患者さんも少なくありません。

痛み止めを使うことでスムーズに離床が行えることや、離床することでどんなメリットがあるのかを伝えましょう。

術後早期の離床をする際は、ドレーンや点滴などの管がどこかに引っかかっていないか注意して確認してください。

仮に下肢静脈血栓がある場合は、離床時にその血栓がとぶことで肺塞栓を発症することがあります。

そのため離床時に呼吸困難感の有無を確認してください。

また起立性低血圧がおこあることもあるので、めまいやふらつきなども観察してください。

まとめ

新人の頃術後の患者さんを受け持った時に、発熱していたため離床をさせなかったことがあります。

その結果先輩に「なんで離床させないの?術後熱がでるのは当たり前だし、離床することで得られるメリットのほうが大きいよね。」とお叱りを受けたことがあります。

今になって考えるとその通りです。

前にも話しましたが術後の発熱は正常であり、離床させることで患者さんの回復につながることを理解すると、あの時私の行った看護は受け身の姿勢であり、患者さんのためにはつながっていませんでした。

やっぱり知識って大切だと改めて感じました。

 

 

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