実習

疾患別の関連図の書き方について 32疾患まとめ 【関連図苦手な人必見】

今回は疾患別の関連図の書き方について紹介していきます。

関連図が苦手な人でもこれさえ見ておけば書けるようになっています。

一つ注意していただきたいのが、個別性は含まれていないということです。

看護において患者さんの個別性はとても大切でひとつひとつ紹介するのは難しいです。

そのため本記事で紹介する疾患別の関連図の書き方も、あくまでも参考程度までにしていただけたらと思います。

また関連図の展開の方法としてある程度の症状までは紹介しますが、以降は前回紹介させていただいた症状別テンプレート集を参考にしていただければ思います。

関連図がすらすら書けるようになる症状別テンプレート集関連図の症状別のテンプレートがあれば便利ですよね。本記事ではだれでも関連図がすらすら書けるように症状別に分けて関連図のテンプレートを紹介しています。関連図が苦手な方でもわかりやすく解説しています。今年実習に行かれる方や関連図を作成する予定の方は必見です。...

①肺炎

関連図

誤嚥による誤嚥性肺炎の場合には嚥下状況も確認しましょう。

誤嚥性肺炎の看護について これだけは確認しておきたい観察項目! 今回は誤嚥性肺炎の観察項目についてまとめました。 最低限の内容にまとめているので、新人看護師さんや看護学生の方にお勧めです...

血培結果によって抗生剤の変更もあるので注意が必要です。

最近ではPCR検査は必ず行うので必ず確認しましょう。

②肺がん

関連図

肺がんに関わらずがんの関連図は症状や予想されることが多いため、正直むずかしいところではあります。

とくに肺がんは転移が起こりやすく転移先の症状なども情報として必要となります。

また関連図には記載しませんでしたが、がんというのは患者さんの精神状態にもかなり影響していきます。

がんの宣告から不安なども予測されるます。

詳しく言うとキューブラーロスの「死にゆく人の心理過程」などがありますが、患者さんのS情報からいまどの段階にあるのかも記載すると良いかもしれません。

③慢性閉塞性肺疾患(COPD)

関連図

今回記載しませんでしたが、基本的にCOPDの患者さんは喫煙歴があるため禁煙指導なども重要になっていきます。

また赤で囲んでありますが

COPDの患者さんは増悪をさせない

これがとても大切になります。

増悪の因子として代表的なのが感染症です。

感染症を予防する為に手洗いうがいなどが必要です。

④気管支拡張症

関連図

気管支拡張症は慢性の感染および炎症によって引き起こされる太い気管支の拡張および破壊が起こります。

それにより易感染状態であるため感染予防を徹底する必要があります。

⑤胃がん

関連図

症状はまとめてありますが、実際はひとつひとつ繋げて大丈夫です。

関連図

stageによっての治療方針も調べたので紹介しておきます。

⑥胃潰瘍

関連図

胃潰瘍の急性期では禁食で補液点滴で治療する場合が多いです。

食事開始になるようであれば、より一層症状の出現に注意する必要があります。

腹痛は心窩部痛が起こりやすいとのことです。

また疼痛コントロールでNSAIDsは禁忌なので注意しましょう。

⑦十二指腸潰瘍

関連図

症状は胃潰瘍とほとんど同じです。

腹痛に関しては胃潰瘍が心窩部痛なのに対して、十二指腸潰瘍は右上部よりの疼痛が特徴的です。

⑧潰瘍性大腸炎

関連図

潰瘍性大腸炎における重要なこととして、患者さんが病態を理解しているかどうかが挙げられます。

指定難病にも該当しており一生付き合ってくことになります。

そのため今後起こる可能性がある症状や薬の副作用なども理解できるように援助していきましょう。

潰瘍性大腸炎は型があるので紹介します

直腸型 病変が直腸に限局しているもの
遠位大腸炎型 病変が直腸、S状結腸に限局しているもの
左側腸炎型 病変が脾湾曲部より肛門側に限局しているもの
全大腸炎型 病変が脾湾曲部を超えて口側に広がっているもの
右側腸炎型 右側直腸に限局した非典型的な病変としたときに認められるもの

型によっても症状や治療が変わってくるので確認してみてください。

⑨クローン病

関連図

クローン病は重症度によって治療方針が変わってきます。

関連図

受け持ちの患者さんが、軽症、中等症、重症のどこに位置しどのような治療をしているかも確認しましょう。

 

⑩食道がん

関連図

食道がんでは嚥下に問題が生じてしまうため、食事摂取状況や栄養状態に中止ながら観察しましょう。

また手術後のコミュニケーションの方法なども説明していく必要があります。

⑪肝がん

関連図

肝がんは手術療法から内視鏡的治療まで幅広い治療法があります。

肝機能が低下すると症状も幅広く出現するので、患者さんの状態をしっかりと把握して関連図を展開していきましょう。

⑫肝硬変

関連図

基本的に症状は肝がんと同じです。

食事療法を赤字で記載しましたが、高たんぱくと高エネルギー食が基本です。

理由は肝機能の低下により栄養状態が悪いため、エネルギーを確保する必要がある為です。

https://twitter.com/mogilog/status/1358386010804035586?s=20

過去にしたツイートで、肝硬変の方は夕食から朝食までの間に何も食べないと、3日間絶食している状態と同じと言われています。

⑬胆石症(胆管炎)

関連図

胆石症は胆石のできる場所によって、胆嚢炎か胆管炎を発症します。

繰り返す胆石症の場合は外科的手術で胆嚢を切除することがあります。

また胆管内にステントを入れたり、胆石を砕いたりする内視鏡的治療もあります。

⑭膵がん

関連図

膵がんは早期発見が難しく、症状発現時は進行している場合が多いです。

そのため治療に対する援助だけでなく精神的ケアも行っていく必要があります。

⑮大腸がん

関連図

手術療法によってはストーマ増設を行うこともあります。

その際は手技が獲得できるよう説明と指導を行います。

また本人が行えない様であれば家族に指導したり、施設入所を検討したりします。

⑯腸閉塞

関連図

腸閉塞(イレウス)は次のように分類されます。

機械的イレウス 1)閉塞性イレウス2)絞扼性イレウス
機能的イレウス 1)麻痺性イレウス

2)痙攣性イレウス

腸蠕動音が亢進するのか消失するのか、痛み方は断続的か継続的かなどがあるので堪忍しましょう。

⑰1型糖尿病

関連図

1型糖尿病はインスリンを出す細胞が壊されてしまう病気で、遺伝的要因と言われています。

インスリンがほとんど出ていないので治療にはインスリン製剤が欠かせません。

退院後もインスリンが継続してできるように、説明などもしっかりと行う必要があります。

⑱2型糖尿病

関連図

1型の遺伝的要因とは違い、生活習慣やストレスによるインスリン抵抗性亢進をきたしている状態です。

そのため生活習慣の改善や場合によってはインスリンの手技が獲得できるようにしていく必要があります。

⑲クモ膜下出血

関連図

 

 

 

 

 

 

クモ膜下出血はその名の通りクモ膜下腔で出血で起こります。

原因はさまざまありますが、水頭症による頭蓋内圧亢進などのリスクもあるため注意が必要です。

⑳脳梗塞

関連図

脳梗塞は脳血管に狭窄や閉塞が生じ、その還流領域の脳組織が不可逆的変化をきたした状態です。

脳梗塞の一番のリスクは後遺症です。

虚血の時間や部位によっても症状は変わってきますが、個別性を意識しながら展開してみください。

㉑脳出血

関連図

脳出血も脳梗塞と同じように部位によって後遺症の症状が変わります。

㉒パーキンソン病

関連図

パーキンソン病は中脳の神経細胞の変性や脱落により、錐体外路症状をきたします。

難病に指定されているため、病気に対する説明や家族のケアも重要になってきます。

㉓認知症

関連図

認知症は軽度から重度まで幅広く症状が変化しますが関わり方として

否定をしない

これに気を付けながら援助していきましょう。

㉔脊椎損傷

関連図

脊椎損傷で後遺症がある方は、認知機能の低下はない方もいます。

そのため本人の自尊心を傷つけない関わり方が大切です。

本人の訴えを傾聴していき援助しましょう。

㉕変形性関節症

関連図

外科的治療を行った場合には禁忌肢位の説明は必ず行いましょう。

また痛みに対しては鎮痛剤の投与や体位の調節などを行い援助しましょう。

㉖大腿骨頸部、転子部骨折

関連図

主治医より離床の許可がありしだい、ADL低下のないよう離床を促していきましょう。

術後は禁忌肢位の説明や疼痛緩和に努めていく必要があります。

㉗骨粗鬆症

関連図

症状は多岐にわたって生じるので幅広い観察が重要になります。

またボディイメージの変化による自尊心の低下のリスクもある為、精神的援助も行っていきましょう。

㉘尿路結石症

関連図

疼痛出現時は症状緩和できるよう鎮痛剤投与や、安静の説明を行う必要があります。

また症状が繰り返さないように食生活の見直しや、水分摂取を促すなどを行う必要があります。

㉙関節リウマチ

関連図

リウマチは原因不明の炎症性疾患で、関節の変形や拘縮などを認めます。

慢性的な疼痛もあるため本人の苦痛も大きいものです。

不安の軽減ができるよう病気の説明や、治療選択に向けた本人の意思決定の援助を行っていく必要があります。

㉚躁うつ病

躁うつ病の特徴は、躁状態とうつ状態を繰り返すことです。

患者さんは今どの段階にいるのかを理解し援助することが大切になってきます。

㉛統合失調症

関連図

統合失調症は回復するが再燃しやすいという特徴があります。

慢性経過をたどることが多いので、長期的に援助を行っていく必要があります。

㉜アルコール依存症

関連図

アルコール依存症の一番の注意すべき点は離脱症状です。

早期離脱症状は7~8時間

後期離脱症状は3~4日間

治療法は禁酒しかないので、患者さんに説明してきましょう。

治療法について

最後に化学療法、放射線療法、手術療法の関連図も紹介します。

化学療法

関連図

放射線療法

関連図

手術療法

関連図

 

 

 

 

 

 

 

個別性は大事にしましょう

冒頭でもお伝えしましたが、看護記録において大切なのは個別性です。

このテンプレートに個別性を入れることを意識しながら関連図を書いていただけたらと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。