実習

社会的側面における関連図の書き方【書く内容さえ理解すれば簡単です】

関連図は「治療」「症状」「社会的」この3つで構成されています。

私もそうでしたが「社会的」が苦手でなかなか書き進まないという声をよく聞きます。

そこで今回は社会的側面の関連図の書き方やテンプレートを紹介していきたいと思います。

社会的側面における関連図の書き方

社会的側面とは、入院前の生活習慣やそれをとりまく家族背景のことです。

そこを上手く関連図に組み込むことができれば、治療や看護の方針だけでなく退院後にどんなことが必要なのかが見えてきます。

重要なキーワード一覧

社会的側面の関連図を書くうえで重要なキーワードを紹介します。

・要介護度

・サービス使用状況(デイサービスなど)

・ADL

・食事状況(自分で作る?家族が作る?)

・趣味、余暇活動、日課

・喫煙歴(1日に吸う本数、喫煙年数)

・宗教や価値観

・仕事状況

・独居?家族と同居?

・家族構成や関係

最低限このキーワードさえ情報収集できれば社会的側面の関連図は簡単に書くことができます。

社会的側面の関連図テンプレート

実際に私なりに考える社会的側面の関連図テンプレートを紹介していきます。

①要介護度やサービス使用状況

関連図

入院前のADLと要介護状況からはこのようなイメージでサービス利用状況を展開できます。

また既往歴の糖尿病や脳梗塞後遺症などがある場合にも組み込むことができます。

例えば糖尿病であれば訪問看護⇒インスリン施行というように展開できます。

デイサービスを利用している患者さんの場合には、デイサービスでの状況も情報収集しておくと良いです。

高齢者の方で「楽しみがない」「生きがいがない」という人もいる状況で、デイサービスが楽しくて生きがいにしている方も多くいるのでそこをふまえて展開しましょう。

独居の方ではヘルパーを利用している人も多くいます。

買い物や食事の準備、部屋の掃除なども手伝ってもらっている為、上記のように展開できます。

②趣味、余暇活動、日課

趣味、余暇活動、日課であればどれか一つは情報収集できるのではないでしょうか。

基本的には患者さんにとっての楽しみや生きがいに繋がるので上記のように展開することができます。

ここで重要なポイントを一つ挙げるとすると、入院後も継続して行うことが難しいのがほとんどです。

そこで上の関連図でも赤で囲いましたが、「入院による制限」このワードに繋がってきます。

場合によっては看護問題にまでつなぐことも可能な万能ワードなので、覚えておくと便利です。

③喫煙歴

関連図

重要なキーワード一覧で1日に吸う本数と喫煙年数と紹介しましたが、これはブリンクマン指数を求める為です。

ブリンクマン指数とは肺がんのリスクを判断できる指標で

1日に吸う本数×喫煙年数

これで求められます。

ブリンクマン指数400以上であれば肺がんの危険性が高く、600以上であれば高度危険群と言われています。

喫煙歴のある患者さんであれば上記のように展開できます。

また趣味と同じく入院による禁煙は、ストレスの増大に繋がります。

中には労作時の呼吸困難や咳嗽がある方もいるので確認しましょう。

④宗教や価値観

関連図

まれに治療や食事に影響を及ぼす宗教を信仰している方もいるので確認しましょう。

価値観は人によって多種多様のため難しいですが、本記事では「個室希望」ということで展開しました。

⑤家族

関連図

配偶者の情報は具体的に記載しましょう。

今回は記載しませんでしたが、息子や孫の情報も書いてOKです。

入院することで家族への影響も少なからず発生します。

それによる患者さんの気持ちを情報収集すると展開しやすいです。

本記事では早く退院したいという治療への向上心と、不安や焦りを展開しました。

また息子や孫の存在も関連図に書くことで家族背景が具体的に見えてきます。

 

以上が社会的側面における関連図のテンプレートでした

社会的側面は個々によって大きく変わってくるところなので、どういうことを書いたらいいかを参考にしていただければと思います。

これだけ関連図の書き方を紹介していますが、一番重要なのは情報収取だとつくづく感じます。

やはり必要な情報がなければ関連図の展開もむずかしいので情報収取はしっかりと行いましょう。

本日もご覧いただきありがとうございました。